インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

ブラックロック、信託報酬最安のTOPIX・J-REIT連動ETFなどを設定

 以前紹介しましたように、インデックスファンドの世界ではDC専用ファンドの一般販売開始など低コスト化が一気に進んでいますが、さらにコストの低い投資ツールとして上場投資信託ETFがあります。そのETFでも、さらなる低コスト化は進んできています。

 「iShares」ブランドでETF東証上場(JDRによる二重上場含め)に積極的なブラックロックが、新たに4つの国内ETFを設定・上場します。いずれも10月20日上場予定です。

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楽天証券×三井住友AM、DC用ファンドの一般向け販売を開始

 インデックス投資を始めるいいきっかけになるかもしれないニュースその2です。少し前の話なのでご存知の方も多いかとは思いますが、一応記事にしておきます。

9月18日(金)より、三井住友アセットマネジメントの4銘柄を積立専用ファンドとして取り扱います。
今回取扱う4銘柄は、すべて年金専用ファンドであり、低コスト(楽天証券取り扱い中で最低レベルの信託報酬)となっております。ローコスト、ローリスクファンドであり貯蓄から投資への第一歩となるファンドです。

(【投資信託】貯蓄から投資へ低コストファンド(年金専用ファンド)取扱い開始 - 楽天証券)

 ということで、DC専用として運用されてきた4ファンド楽天証券で購入可能になります。そのうち3ファンドは、一般的に購入可能なファンドと比較してダントツの低コストファンドであり、非常に魅力的なものとなっています。

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iSharesのETF-JDR、SBI証券でも軽減税率適用サービス対応開始

 このところ、インデックス投資関連でいいニュースが連続しています。まず一つ目。

 海外ETFでありながら、JDRの仕組みを活用し東証での取引が可能になっているiSharesETFシリーズ。特に、0.18%という低経費率を誇るiシェアーズ エマージング株ETF(MSCIエマージングIMI)や、フロンティアマーケットに簡単に投資可能なiシェアーズ フロンティア株ETF(MSCIフロンティア100)など、米国籍ETFを簡単かつ国内株式取引と同等の低手数料で買い付けられるという魅力的なものもありましたが、私は今まで手を出していません。その理由のうち最大のものは、米国籍ETF-JDRの分配金にかかる税率が高いことです。

 しかし、その問題が解決に近づくサービスが始まっています。

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短期的には下げ相場、見方を変えれば……

 久しぶりの更新です。
 中国の景気減速不安などのため、世界の株式市場で乱高下が見られているようです。
例えば、TOPIXは8/11につけた高値1703ポイントから、8/24の安値1411ポイントまで2週間で17%ほど下落しています。「2週間で2割弱の損」と書くとかなりインパクトがあるように見えます。

 下に、3枚のグラフを貼り付けます。

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アセットアロケーション(2015年6月)

 さて、ついにギリシャも終わりの始まりが見えてきたような波乱の2015年1Qでしたが、2015年6月末現在の資産状況を以下で振り返ります。

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日本株式:16.9%
先進国株式:25.4%
新興国株式:7.5%
日本債券:14.7%
先進国債券:24.0%
新興国債券:7.0%
日本REIT:1.5%
先進国REIT:3.1%

なお、グラフのタイトルに「リスク資産」と記載しているとおり、無リスク資産およびみなし無リスク資産はこの中には記載していません。生活防衛資金として、生活費2年分程度を普通預金、定期預金または個人向け国債として確保しています。

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超低金利時代、債券ファンドの必要性は?

 日経電子版に、「超低利下の分散投資、債券組み入れは見直すべきか」という記事が出ていました。冒頭を引用します。

 値動きが穏やかで安定的な利息収入が見込める債券は、分散投資に欠かせない資産と言われてきた。だが、世界的な金利低下で投資魅力は低下。金利が反転上昇すれば損失を被る懸念もある。それでも分散投資では、債券を組み入れた方がいいのだろうか。

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