インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

目標アセットアロケーションと投資方針(2019年6月)

 思い出したかのように3日連続更新。現在の投資方針について記録しておきます。

 「目標アセットアロケーションと投資方針(2019年2月)」の内容を一部更新して掲載します。変更点は、

  • 証券口座で新規に買い付けるファンドを、以下のように変更
    • 日本株式クラス:<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド→eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
    • 日本債券クラス:<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド→eMAXIS Slim 国内債券インデックス
    • 先進国債券クラス:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド→eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
  • 信託報酬およびファンドの変更に伴い、証券口座の平均信託報酬を更新

 となっております。詳細については「続きを見る」からどうぞ。

1. 目標アセットアロケーション

1.1. 証券口座


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アセットクラス 目標比率 所持ファンド(太字: 積立中ファンド)
日本株 5.0% 日本株式インデックスe、<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
先進国株式 25.0% 外国株式インデックスe、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド、eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
新興国株式 15.0% eMAXIS 新興国株式インデックス、たわらノーロード 新興国株式、eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
日本債券 5.0% 日本債券インデックスe、<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド、eMAXIS Slim 国内債券インデックス
先進国債 25.0% 国債券インデックスe、<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド、eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
新興国債券 15.0% eMAXIS 新興国債券インデックス、iFree 新興国債券インデックス
日本REIT 3.3% <購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
先進国REIT 6.7% 野村インデックスファンド・外国REIT<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
株式・債券バランス - 世界経済インデックスファンド、eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

コスト種別 購入時手数料 信託報酬(税抜) 信託財産留保額
平均コスト 0% 0.161%/年 0%

※積立中ファンド加重和
※純資産残高などによる信託財産の変化は含まず

1.2. 企業型確定拠出年金(DC)口座


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アセットクラス 目標比率 所持ファンド
日本株 25.0% (TOPIX連動)
先進国株式 25.0% (MSCI-KOKUSAI連動)
日本債券 25.0% (NOMURA-BPI連動)
先進国債 25.0% (シティグループ世界国債インデックス連動)

コスト種別 購入時手数料 信託報酬(税抜) 信託財産留保額
平均コスト 0% 0.150%/年 0%

1.3. 無リスク資産および「みなし」無リスク資産

目的 金額 主な所持金融商品
生活防衛資金 生活費2年分 定期預金
個人向け国債(変動10年)
短期決済資金 生活費2月分以上 普通預金
余力 非リスク資産中上記以外 普通預金
定期預金

2. 投資方針

  • 低コストなインデックス型投資信託による世界分散投資を行い、中長期資産形成(証券口座)および老後資産形成(DC口座)を目指す。
  • 証券口座での投資は、月一回の積立投信購入を基本とする。余力と市況によってはリバランスを目的とした購入および売却、スポット購入を行うことがある。
  • 証券口座での投資時、つみたてNISA口座の活用を基本とするが、つみたてNISA口座活用の優先順位は「先進国株式>新興国株式>日本株式」とし、必要な投資枠が不足する場合、特定口座での投資を行う。
  • 個別株など、投信以外のリスク資産の購入を禁止しない。ただし、その評価額は一律「0円」として扱い、アセットアロケーションに組み入れない。個別株において配当金の支払いがあった場合、速やかに上記ファンドのいずれかを買い付ける。
  • 生活防衛資金」と「短期決済資金」が上表金額を下回った状態で、証券口座経由の投資実行(積立含む)は禁止。
  • DC口座へのマッチング拠出額は法令上限を基本とする。拠出額変更受付(年1回)時に「生活防衛資金」が上表金額を下回っており、証券口座経由の投資禁止によっても回復が困難な場合のみ拠出額の削減を行う。
  • 「個人向け国債」は「みなし無リスク資産」と位置づけ、生活防衛資金の1/2を上限として組み入れることがある。
  • リスク資産の評価額は無リスク資産等の金額に対し5割を超えないこと。無リスク資産の金額は将来的に見直す。


 以下、今回の変更部分に対するコメントです。

 eMAXIS Slimシリーズが新たに設定されはじめてから2年半となろうとしています。この間、様々なファンドが信託報酬を低下させては対応または類似のeMAXIS Slimシリーズファンドが追随するという展開をみせました。
 競争の最も進んだ先進国株式クラスに至っては信託報酬が税抜0.1%を下回るという状態になっています。私が積立投資を始めた2013年7月の先進国株式クラス信託報酬は税抜0.5%ですので、6年で8割引されたことになります。
 また、eMAXIS Slimシリーズは他ファンドで信託報酬引き下げがアナウンスされると数日内に対抗リリースを出すなど、対応のスピード感もあります。
 このような状況に鑑み、新規に積立するファンドをeMAXIS Slimシリーズに統一することとしました。

 ただし、eMAXIS Slimシリーズの存在しない資産クラスにおいては現在積み立てているファンドを継続し、現在含み益の存在しているファンドを売却して一本化することはありません。*1
 今後も状況をゆるく確認しながら、適切なファンドを選択していこうと考えています。

 それにしても、新興国株式や債券も多く含んだアセットアロケーションの平均信託報酬が0.16%まで下がるとは投資開始当初は思ってもいませんでした。2013年7月には税抜0.517%だったとのことで、6年で約7割引となりました。
 この恵まれた投資環境を活用しながら、自分で定めた投資方針によってリスクを管理することで市況に留まり続けられるようにしたいものです。

*1:ただし、市況の状況や過去NISAで投資したファンドの投資期間満了などにより、有意に課税されることなくファンドを売却できる機会が生じた場合はより信託報酬の低いファンドにリレーを行います。