インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

アセットアロケーション(2015年12月)

 遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 市場がなかなかの混乱を見せながら2016年が始まっていますが、その前に昨年末の資産状況を振り返ります。

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日本株式:14.3%
先進国株式:24.9%
新興国株式:7.9%
日本債券:14.7%
先進国債券:25.0%
新興国債券:7.8%
日本REIT:1.8%
先進国REIT:3.5%

なお、グラフのタイトルに「リスク資産」と記載しているとおり、無リスク資産およびみなし無リスク資産はこの中には記載していません。生活防衛資金として、生活費2年分程度を普通預金、定期預金または個人向け国債として確保しています。


 リスク資産の元本と評価額のindex推移は以下のとおりです。

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元本index:15.90
評価額index:16.95
(2013/7/12の元本を1.00とした時の値を掲載しています。当時の評価額は1.11です)

参考までに、口座ごと(証券口座・DC)の資産状況も掲載します。

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 9月末から見ると、12月末はいったん評価額のプラスが増えたように見えます。また、12月にリバランスを行っており資産クラスの比率もほぼ想定通りの状況です。

 一方、冒頭にも述べていますが2016年は年初から株式市場が急落している影響で、本稿執筆時点(1/17)において元本と評価額がほぼ並んでおり、今後評価損が増えてくることが想定されます。
 ただし、私のように短期の利益を求めていない投資においては、1日ごとの評価額推移は重要ではなく、想定リスクを逸脱していないか、すなわちアセットアロケーションが崩れていないかが重要になります。

 私の現状のポートフォリオMyINDEXで調べると、リスク資産全体で年率リターン6.6%に対してリスクは11.8%となっています。
 ここでいうリスクは標準偏差のことですので、正規分布の考え方から「平均リターン - リスクの3倍」より低いリターンとなる統計上の確率は約0.13%と考えられます。*1私の場合はその時のリターンは-28.8%、すなわち1年で3割程度までの損失は想定しておくべきということになります。
 このことを理解した上でアセットアロケーションを定め、投資を行っていますので、私のやるべきことは定めた比率から極端に資産バランスが崩れないようにすることなのです。

 今年も、市況をゆるゆると眺めながらコツコツ投資をしていきたいと思います。もっと市況が悪化したら余剰資金によるスポット投資もあわせて行っていきます。

*1:平均リターンから引く値がリスク値そのもののとき、それを実リターンが下回る確率は15.9%、リスク値の2倍を引いた時は2.3%と考えられます。