インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

ニッセイAM、<購入・換金手数料なし>シリーズ2ファンドを新規設定

 ようやく仕事が一段落したので、ブログの更新をしっかりやっていきたいと思います。
 ニッセイアセットマネジメントが運用する、<購入・換金手数料なし>という枕詞のついた低コストインデックスファンドシリーズに、日本国債日本株式(JPX日経400)クラスの2ファンドが仲間入りするとのことです。
 EDINETから簡単に情報を抜粋して以下にまとめておきます。

  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
    • 連動インデックス:NOMURA-BPI総合
    • 信託報酬(税抜):0.31%
    • マザーファンド総資産額:280.3億円(2014/10/31現在)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド
    • 連動インデックス:JPX日経インデックス400(配当込み)
    • 信託報酬(税抜):0.31%
    • マザーファンド総資産額:56.4億円(2014/11/28現在)

 この<購入・換金手数料なし>シリーズに加わるだけあって、両ファンドとも信託報酬は同じインデックスに連動するファンドの中では最安となっています。

 信託報酬以外の費用がどうなるかも注目するべきところですが、両ファンドとも日本の有価証券を主な投資対象としており、売買にかかる手数料も安いことが想定されます。
 例えば、<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンドと同じマザーファンドDCニッセイ国内債券インデックスの2014/2/20決算における運用報告書によると、1万口あたり信託報酬が49円に対しその他費用は1円です。このファンドの信託報酬(5%税込)は0.42%であり、その他費用は0.009%程度だったことになります*1
 現在私が積立投資をしている日本債券インデックスeの信託報酬(税抜)は0.37%であり、その他費用により今回設定のファンドの総コストがこの値を超える確率は低いと私は考えています。
 以上の理由で、2月以降に日本債券クラスのファンドで積立投資を行う場合はこちらに切り替える予定です。意味深な書き方をしているのは、日本債券への投資手法について一度考えておきたいと思っているためです(別記事にします)。

 私は投資していませんが、JPX日経400連動ファンドとしても今回新規設定されたファンドETFを除けば信託報酬最安となっています。こちらは先ほどの日本債券に比べれば多少総コストは上がるかと思います*2が、JPX日経400に興味ある方にとっては有力な選択肢になり得るかと。

 低コストファンドの選択肢を着実に増やしてくれているニッセイAMさん、次は<購入・換金手数料なし>シリーズのTOPIX連動ファンドとかいかがでしょう(笑)

*1:ちなみに、DC専用であるこのファンドより今回新規設定されるファンドの方が信託報酬が安いということになっています。驚きです。

*2:この指数はまだ算出開始から1年未満のため、同一マザーファンドに投資するファンドの運用報告書が存在しません