インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

DC専用低コストファンドでも信託報酬のさらなる引き下げは可能

 久しぶりに確定拠出年金のサイトを確認していると、「信託報酬引き下げのお知らせ」という激アツな文書を発見しました。見てみると、TOPIX連動のインデックスファンドの信託報酬が0.025%程度引き下げられるということです。その絶対値はわずかといえばわずかなのですが、DC専用ファンドということもありもともとの信託報酬が0.2%以下とすこぶる低コストなファンドですので、今回の引き下げを率に直せば1割以上となります。


 確定拠出年金では金融機関または会社に指定されたファンドのみが買付可能であり、ファンドの指定廃止等が非常に困難ということもあり、一つの資産クラスに対して複数のインデックスファンドを指定するようなところは少ないと思われます。よって、はじめにどのインデックスファンドを買い付けられるようにするかで確定拠出年金の使い勝手は大きく変わってしまうことになります。
 今回の引き下げにもいろいろ要因はあるのでしょうが、非常に利益幅の小さいDC専用の低コストインデックスファンドでこのような改善を図ってくれる運用会社、およびこのようなファンドを選択してくれた会社の担当者にはGood Job! と伝えたいところです。
 そして、一般の証券会社で購入可能なファンドでもこのような努力をぜひお願いしたいものです。もしくは、ニッセイ日経225インデックスファンドのようにDC専用ファンドをそのまま一般の証券会社でも購入できるようにしてもらいたいと願います。