ニッセイAMが先進国債券・先進国株式・先進国REITクラスのインデックスファンドを新規設定
今年も残りあと2ヶ月を切り、そろそろ来年に向けての話を聞くことも多くなってきた今日この頃ですが、インデックス投資にとってまたしてもうれしいニュースが飛び込んできました。
圧倒的低コストで人気を集めるニッセイ日経225インデックスファンドや、今年に入って設定され低コストで話題となった<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド(これは現在私も積立中です。よろしければ過去の記事もどうぞ)で知られるニッセイアセットマネジメントさんが、低コストのインデックスファンドを3件新規設定します。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカーさんなど、すでに多数のブログで取り上げられていますが、せっかくなのでこちらにも概要を整理しておきます。
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
- 連動インデックス:シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円換算ベース、為替ヘッジなし)
- 信託報酬(税抜):0.38%
- マザーファンド総資産額:4.4億円(2013/9/30現在)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 連動インデックス:MSCIコクサイインデックス(除く日本、円換算ベース、為替ヘッジなし)
- 信託報酬(税抜):0.39%
- マザーファンド総資産額:218.2億円(2013/9/30現在)
- <購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド
- 連動インデックス:S&Pグローバルリートインデックス(除く日本、配当込み、円換算ベース、為替ヘッジなし)
- 信託報酬(税抜):0.45%
- マザーファンド総資産額:15.6億円(2013/9/30現在)
- いずれも購入手数料・信託財産留保額はなし
いずれも設定日は12月10日(火)、当初販売会社は楽天証券です。
……ニッセイAMさんは<購入・換金手数料なし>の枕詞がお気に入りなのでしょうか。まあ大事なことではあるのですが。
それはさておき、この信託報酬がどれだけインパクトのある数字なのか、現在私が積み立てているファンドと比較してみます。
- 先進国債券(外国債券インデックスe):信託報酬(税抜)0.5%、信託財産留保額なし
- 先進国株式(外国株式インデックスe):信託報酬(税抜)0.5%、信託財産留保額なし
- 先進国REIT(野村インデックスファンド・外国REIT):信託報酬(税抜)0.55%、信託財産留保額0.3%
これら3資産クラスにおいて、信託報酬がいずれも0.1~0.12%(税抜)有利ということになります。信託報酬の比較としてはざっくり20%OFFと考えられますので、インパクトは大きいです。
マザーファンドの資産額を見ますと、特に先進国債券の資産額が少ないのが気になります。トラッキングエラーや実質コストがどのようになるかは注目するべきかと思っています。主に先進国を投資対象とするとはいえ、海外ですので売買コストもそれなりにかかるはずです。
ニッセイAMさんは今年だけで4資産クラスにおいて信託報酬最低級のインデックスファンドを立ち上げるという、すばらしい仕事をされています。今回はJ-REITの時のように、即ファンドを乗り換えるようなことは考えていませんが、トラッキングエラーや実質コストが安定すれば積立ファンドの変更を検討したいと思います。そのため、常に熱い視線を向けて応援したいと思っています。
ですから、私の使っているSBI証券でもぜひこれらのファンドの取り扱いを! そして、(信託報酬の低さからあまり期待はできないのですが)投信マイレージサービスの適用をぜひぜひ!