インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

ついに登場、新興国REITクラスのインデックスファンド:eMAXIS 新興国リートインデックス

 現在、私はリスク資産ポートフォリオ

  • 株式(日本・先進国・新興国)
  • 債券(日本・先進国・新興国)
  • REIT(日本・先進国)

の8資産クラスで構成しています。他に金などを組み入れている方もいらっしゃるかと思いますが、ポートフォリオを見る度に「新興国のREITを対象としたインデックスファンドはないの?」と思っていました。

 そんな中、ついに三菱UFJ投信のインデックスファンド「eMAXIS」シリーズの一つとして、「eMAXIS 新興国リートインデックス」を設定するとのニュースリリース(PDF)がありました。
 ニュースリリースによると、

なお、同ファンドの所属するカテゴリーで本邦初の商品となります。

だそうで、先ほどの「新興国のREITを対象としたインデックスファンドはないの?」という質問の答えは「ありませんでしたがこれからできます」となります。


 「S&P新興国リートインデックス(配当込み・円換算ベース)」への連動を目指すファンドで、設定日は11月18日。ノーロード、信託報酬0.6%(税抜)、信託財産留保額0.3%となっております。当初販売会社はマネックス証券、その他に11月21日からSBI証券での販売も決定しているようです。
 インデックスファンドシリーズとしては三井住友トラストAMのSMTインデックスシリーズと並ぶ二大勢力であるeMAXISシリーズですので、主要ネット証券等にて順次販売開始されるかと思われます。

 先日の世界経済インデックスファンドの記事でも書きましたが、ここのところインデックスファンドの新規設定が本当に盛んですね。特に今回のような、今まで投資対象とすることが難しかった資産クラスへの投資を簡単にしてくれるファンドが現れるというのはありがたいことです。
 ただし、myINDEXに掲載されているS&P新興国リートインデックス(円)のデータを見ると、分散されているといっても投資対象国が新興国であり、投資対象も不動産であることからリスクは高めです。投資判断は自己責任にて慎重にお願いします。

 私としては、このファンドの実質コストやトラッキングエラーがどの程度になるかを見極めてから投資判断をしたいと思っています。
 というのは、このファンドも他のインデックスファンドのほとんどと同じファミリーファンド形式で運用されますが、今回の場合マザーファンドごと新規設定となるためです。初めのうちは運用資金も少額となることが想定され、新興国という市場規模の小ささなどもあって、どこまでインデックスに連動した運用ができるか三菱UFJ投信さんの腕の見せ所だろうと期待しています。
 運用開始後、定期的にファンドの推移をチェックしていくつもりです。