インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

FP技能検定3級(個人資産相談業務)を受検

 本日、FP技能検定3級(個人資産相談業務)を受検してきました。自己採点の結果は

  • 学科:60点満点中50点
  • 実技:50点満点中47点

とのことで、学科・実技それぞれボーダーの6割を超えていますので、(マークシート上のマークが全てずれていたとかなどのうっかりミスがなければ)合格できているかと思います。次は1月に2級を受検するつもりです。

 ……ブログ上で何の前触れもなく、しかもこんな報告だけで終わるのもどうかと思うので、受検のきっかけと勉強方法について記録しておこうかと思います。


 なぜ受検をしたのかというと、このブログを始めるきっかけでもあった「投資への興味」が根本にあります。
 インデックス投資をはじめる前に少しは投資のお勉強をしたので、なにか形になるマイルストーンをおきたいなという思いがあったためです。
 また、投資という形でお金のことを考えるようになると、今まで気にとめなかった給与明細の細目の意味が気になってきたり、その中にあった健康保険や年金の仕組みが全然わかっていないことに気づいたり、源泉徴収票を見てもただの暗号のようにしか見えないのがモヤモヤしたり、、、と身の回りのお金のことに興味をもつようになりました。

 そういう状況で、個人が関わる機会のある範囲でお金についての知識をつけることができる資格がないかと探してみると、ぴったりだったのが「ファイナンシャル・プランニング(FP)技能検定」でした。本検定の目的は、「顧客の資産に応じた貯蓄・投資等のプランの立案・相談に必要な技能の程度を検定」すること。私の場合顧客が自分になるわけですが、これはぜひ受けてみたいと思いました。
 もちろん実務経験があるわけでもないずぶの素人ですので、本検定の中で受検資格の制限がほぼない3級を選択、7月早々に9月受検の申し込みをしました。

 勉強方法については、検定実施機関が自ら出版している参考書の中で一番薄かった「最短合格 3級FP技能士<'13~'14年版>」をテキストとし、ひとまず一周通読しました。
 この本では見開き2ページで1テーマを解説しており、同じページ内にそのテーマに関する学科の練習問題を紹介、そして1章ごとに実技の問題例が掲載されています。ページ数が少ないだけに図等はかなり少なく文章の解説も非常に簡潔ですが、受検に必要な知識はほぼ完璧に網羅されています。
 文章を読んだだけでは意味がわからないものはネットで調べるなり自分で図表を書いてみつつ、練習問題を解いていきました。

 通読が終わったら、これも検定実施機関による「パーフェクトFP技能士3級対策問題集・学科編<'13~'14年版>」と「パーフェクトFP技能士3級対策問題集・実技編(個人資産相談業務)<'13~'14年版>」の2冊の問題集を一周。少し難易度が高めといわれているこれら「浮世絵」問題集シリーズ(なぜか毎年表紙が浮世絵なのです)、この時点で2冊合わせた全問題の正答率が7割程度でした。予想より高水準だったことにテンションを上げつつ、間違えた問題のみ正解できるまで何周か繰り返した後、正答率の低かった分野(私の場合は「不動産」と「相続・事業継承」)のみもう一度テキストを通読(これが試験前日)。この状態で試験に臨みました。
 トータル10〜15時間程度が机に向かって学習した時間かと思います。一日あたりの勉強時間は前日のみ3時間ほどまとめて取れましたが、それ以外は土日に0(サボり)〜最大1.5時間程度、という状況でした。これ以外には、寝る前にテキストを読みつつすぐに眠りに落ちつつ……という微妙な学習時間があります。

 自己採点した本番の点数だけを見れば、ボーダーラインまで少し余裕があるようにも見えますが、最後の苦手分野フォローアップをしていなかったら自己採点時点で不合格が決まっていたのではないかと思います。「ここは昨日読んだぞ!!」と思いながら回答した設問がかなり多かったので。
 それと、(好みは分かれるだろうと思いますが)テキストの「最短合格」シリーズが私の肌にあっていたようです。1回通読後の問題演習で(ギリギリですが)合格水準に達しているというのは意外でした。

 あとはマークミスがないことを祈りながら、10月の合格発表を待つばかりです。