インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

大和投資信託、新興国債券クラスを含む超・低コストインデックスファンドシリーズ「iFree」を設定

 先月、投資方針の更新を行った際にこんなことを書いていました。

 新興国株式クラスにおいて0.495%(税抜)という低信託報酬をうたう「たわらノーロード 新興国株式」の積立をはじめました。他の資産クラスにおける「たわらノーロード」シリーズについては、すでに<購入・換金手数料なし>を積み立ているものが多く信託報酬差があまり大きくないため、また機をみて検討することにします。あとは新興国債券クラスのさらなる低コスト化をうたうファンドが出てくるとありがたいですが……。

 この願望、どうやら叶うようです!

 大和投資信託が、9月8日(木)に12本のインデックスファンドからなるシリーズ「iFree」を設定します。当初の販売会社はSBI証券楽天証券です。
 各ファンドで連動を目指す指数を以下に列挙します。

 というわけで、新興国債券クラスを含めた主要8資産すべてに対応するファンド構成となっています。
 新興国債券について比較すると、今私が投資しているeMAXIS 新興国債券インデックスの信託報酬(税抜)は0.6%なのに対し、今回のiFree 新興国債券インデックスは0.22%と一気に半額以下となっています。
 マザーファンドの規模はeMAXISで100億円程度、iFreeは30億程度でやや規模が小さいですが、トラッキングエラー等は資産クラスの性質上どちらも大きいように見えます。
 この資産クラスは来月以降積立ファンドの切り替えを検討しようと思っています。 

 他の資産クラスも軒並み信託報酬は最低(単独または同率)となっており、さすがは最後発ファンドです。
 8資産均等のバランスファンドについては信託報酬(税抜)0.23%と、同様のバランスファンドが存在するeMAXISの0.5%の半額以下となっています。資産配分に納得がいけば非常に有力な選択肢となるのではないかと思います。
 なお、新興国株式の連動対象指数(FTSE RAFI エマージングインデックス)は単純な時価総額平均ではなくいわゆるスマートベータ的な指数となっていることなど特徴的な部分もありますので、投資を検討される際には各自でご確認されることをおすすめします。

アセットアロケーション(2016年6月)

 毎Q恒例、6月現在の資産状況を更新します。前回記事にもしたBrexitの影響はどのようなものだったでしょうか。

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日本株式:12.5%
先進国株式:23.0%
新興国株式:9.0%
日本債券:16.2%
先進国債券:24.5%
新興国債券:9.1%
日本REIT:2.1%
先進国REIT:3.7%

なお、グラフのタイトルに「リスク資産」と記載しているとおり、無リスク資産およびみなし無リスク資産はこの中には記載していません。生活防衛資金として、生活費2年分程度を普通預金、定期預金または個人向け国債として確保しています。

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目標アセットアロケーションと投資方針(2016年7月)

 「目標アセットアロケーションと投資方針(2015年12月)」の内容を一部更新して掲載します。変更点は、

  • 証券口座で新規に買い付ける新興国株式クラスのファンドを、以下のように変更
  • DC口座の平均コストを変更

 となっております。詳細については「続きを見る」からどうぞ。

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まさかのイギリスショック到来!? でも……

 6月23日、イギリスでEUから離脱するかどうかの住民投票が行われ、大方の予想と反して「EU離脱」が過半数という結果となったことをうけ、翌24日の市況は世界的に大荒れとなりました。
 離脱と残留の票差が本当にわずかであり、直前の世論調査等でも残留有利、はたまた離脱有利と全く異なる内容がほぼ同時に報道されるという混沌とした状況の中、開票作業中にマーケットが開いていた日本の株式市場や為替市場は大暴れの状態でした。
 結果、日経平均の変動率は-7.92%(-1286円)、TOPIXの変動率は-7.26%(-94.23pt)と大幅に下落。為替も一時は100円/米ドルを割り込むなど、大きく変動しました。

 そのような中で、私はどうしていたか、というと。

 特に何もしませんでした。

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熊本地震義援金を拠出

 4月14日以降、熊本・大分県において震度5~7を記録する地震が相次いでいます。はじめは揺れに耐えた家が、続けて襲う地震により倒壊してしまうこともあるような中で、被災された方の心労たるや想像を絶するものがあります。
 そんな中で、私にもできることとして、ささやかながら日本赤十字社を通じて義援金の寄付をさせていただきました。

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アセットアロケーション(2016年3月)

 ついに3ヶ月間更新がないままという事態となってしまいましたが、生存報告を兼ねて現在の資産状況を更新します。久しぶりの円高を伴う株安展開となっている足元の市場ですが、どのような結果になっているでしょうか。

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日本株式:12.7%
先進国株式:23.5%
新興国株式:9.2%
日本債券:15.1%
先進国債券:24.9%
新興国債券:8.9%
日本REIT:2.0%
先進国REIT:3.6%

なお、グラフのタイトルに「リスク資産」と記載しているとおり、無リスク資産およびみなし無リスク資産はこの中には記載していません。生活防衛資金として、生活費2年分程度を普通預金、定期預金または個人向け国債として確保しています。

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アセットアロケーション(2015年12月)

 遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 市場がなかなかの混乱を見せながら2016年が始まっていますが、その前に昨年末の資産状況を振り返ります。

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日本株式:14.3%
先進国株式:24.9%
新興国株式:7.9%
日本債券:14.7%
先進国債券:25.0%
新興国債券:7.8%
日本REIT:1.8%
先進国REIT:3.5%

なお、グラフのタイトルに「リスク資産」と記載しているとおり、無リスク資産およびみなし無リスク資産はこの中には記載していません。生活防衛資金として、生活費2年分程度を普通預金、定期預金または個人向け国債として確保しています。

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