インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

三菱UFJ国際投信、eMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬をほぼ半減

 今年も各種インデックスファンドのコスト革命が想像を超えて進展しましたが、年の瀬に1つ大きな動きがありました。

  • SBIアセットマネジメント、1月12日に実質信託報酬(税抜)0.1095%程度の「EXE-i つみたて先進国株式ファンド」を設定
  • 三菱UFJ国際投信、1月30日より「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」の信託報酬(税抜)を0.1095%に追随


 つい最近、新興国株式でも発生しましたSBIAMが既存ファンドを大きく抜いた超低コストファンドを新規設定→三菱UFJ国際投信がすかさず追随を、分散投資のコアとなる先進国株式でもやってくれました。
 現在のeMAXIS Slim先進国株式インデックスの信託報酬(税抜)は0.189%ですので、ほぼ半減に近い42%の減額となります。

 EXE-i つみたて先進国株式ファンドのベンチマークはFTSE ディベロップド・オールキャップ・インデックスであり、日本を含みます。eMAXIS Slim先進国株式インデックスのベンチマーク(MSCIコクサイ インデックス(円換算ベース))とは異なりますが、先進国株式という大枠は変わらないとして追随してきたものと思います。

 同じ指数をベンチマークとする投資信託としてはダントツの水準であり、正直他の運用機関は追随できるのか心配になる数字です。これだけの変更を、情報の公表からほぼ日をおかずに実施できるのは信頼に値すると判断します。
 少し前に書いた内容から大きくずれてしまいますが、来年からの先進国株式クラスはeMAXIS Slimを積み立てていきたいと考えます。

 それにしても、勝負をしかけるSBIAM、そしてそれを受ける三菱UFJ国際投信の2社ともすばらしいの一言です。
 他社も継続性の点で可能な範囲で低コスト化を推し進めてもらいたいと思います。

 本年はこれで最後の更新となるかと思います。どうぞよいお年を。