インデックス・ウォッチャー

市況をゆるゆると眺めながら、インデックス投資をコアとしたコツコツ資産形成を記録していきます。

世界経済インデックスファンドに株式シフト型・債券シフト型が登場、当初販売会社はSBI証券

 私のポートフォリオにおける株式・債券投資配分は、基本的に世界経済インデックスファンドとほぼ同じ状況になっています。
 これは、世界の日本・先進国・新興国への投資配分比率をGDP比率に応じて設定(一般的な時価総額比率よりも先行的に経済規模を示す比率といえ、新興国の比率が高いのが特徴)しており、さらに株式と債券への投資配分比率が1:1というわかりやすさが気に入っているからです。
 各クラスの資産評価額変動を見える化する目的もあって、私は主にばら売りのインデックスファンドを購入していますが、飽きてきたら株と債券はこれ一本でもいいかもしれません。

 そんな世界経済インデックスファンドの姉妹ファンドとして、株式への資産配分比率を75%に増やした「世界経済インデックスファンド(株式シフト型)」と債券への資産配分比率を75%に増やした「世界経済インデックスファンド(債券シフト型)」が新規設定されます。モーニングスターの記事でこの情報を知り、EDINETで確認しました。
 設定日は11月8日。当初販売会社は私も使っているSBI証券です。信託報酬は株式シフト型が税抜0.55%、債券シフト型が税抜0.45%。ちなみに現在ある株式・債券半々のものは税抜0.5%です。全タイプで解約時の信託財産留保額が0.1%となっています。


 この2つのファンド、すでに同じ内容のものがDC世界経済インデックスファンド(株式シフト型)DC世界経済インデックスファンド(債券シフト型)という確定拠出年金専用ファンドとして存在しています(2013年7月12日設定)。
 これらもまだ設定からの日が浅いため全然資産額が増えていませんが、ここ3ヶ月の値動きの違いはこれらのファンドで確認できるでしょう。ちなみに今回設定される一般向けファンドと信託報酬も同一です(信託財産留保額がゼロなのが特徴です)。

 NISA向けのバランスファンドとして、もっと株式の比率、特に外国株式の比率を多めにした低コストバランスファンドを求めていた方や、世界経済インデックスファンドの特徴でもあった外国債券比率の高さを好まない方もいらっしゃるかと思いますので、特に株式シフト型の設定を待ち望んでいた方は結構な数になると考えています。
 後者の場合、たとえば株式シフト型:日本債券ファンド(または個人向け国債など)=2:1で購入することで「世界経済インデックスファンド(日本債券シフト型)」的なものを簡単に作ることができます。これ、結構おすすめできる比率ではないかと思います。

 DC専用ファンドのように資産額が増えなかった場合が懸念されますが、このファンド群はすべてSMTインデックスシリーズなどと同一のマザーファンドに投資するファミリーファンド形式ですので、即償還というようなことにはならないかと思います。
 NISAの影響か、低コストインデックスファンドへの注目もますます集まっているようです。個性的なアクティブファンドや個別株も含め、市況全体がバブルにならない程度に盛り上がってくれればよいなと思います。
 私は現在の積立投信をコツコツ続けながら、市況をゆるゆると眺めさせてもらいます(^^)